2018年04月29日
主要な高速バスと既存交通手段との比較
今更言う程の事でもありませんが、都市間移動の際の選択肢は高速バスの他に鉄道がありますね。
特に特急電車や新幹線は高速バスよりシェアが高い主要交通機関です。
現状でのそれらとの差を改めて見つめてみたいと思います。
※鉄道側を最速達列車に指定する事を基本とし、
その列車に近い時間帯に走る高速バスを選定。
ただしバスの本数が少ない路線もあるため、
違う時間帯を選定している場合もあります。
首都圏―長野便については在来線の最短の乗継列車を付加、
大阪便は名古屋乗り換え&新大阪基準など、条件は統一していません。
というか出来そうにありません。あくまで雰囲気という事で・・・・
所要時間差と料金差は既存交通手段に対する高速バスの数値、
列車料金は通常期(指定席料金)、高速バス料金は通常時の平日で計算。
○長野―新宿線 所要時間+223%、料金1/2.56
最速達列車「かがやき514号」+中央特快高尾行 ¥8,200
長野19:03発→東京20:23着+東京20:30発→新宿20:45着
所要1時間42分
同時間帯の高速バス6030便(アルピコ交通東京担当便)
長野駅19:30発→バスタ新宿23:17着 ¥3,200
所要3時間47分
○松本―新宿線 所要時間+137%、料金1/1.97
最速達列車「スーパーあずさ14号」 ¥6,900
松本11:08発→新宿13:33着
所要2時間25分
同時間帯の高速バス5922便(アルピコ交通担当Sクラス便)
松本BT11:20発→バスタ新宿14:38着 ¥3,500
所要3時間18分
○諏訪―新宿線 所要時間+183%、料金1/1.98
最速達列車「スーパーあずさ14号」 ¥6,350
上諏訪11:30発→新宿13:33着
所要2時間3分
同時間帯の高速バス3854便(京王担当便のアルピコ委託便)
上諏訪駅11:40発→バスタ新宿15:25着 ¥3,200
所要3時間45分
※速達列車が岡谷に停車しないため上諏訪駅で計算
○茅野―新宿線 所要時間+161%、料金1/2.08
最速達列車「スーパーあずさ14号」 ¥6,030
茅野11:35発→新宿13:33着
所要1時間58分
高速バス3864便(アルピコ交通担当)
茅野駅09:05発→バスタ新宿12:15着 ¥2,900
所要3時間10分
○長野―池袋線 所要時間+233%、料金1/2.73
最速達列車「かがやき514号」+埼京線快速新宿行 ¥7,110
長野19:03発→大宮19:59着+大宮20:12発→池袋20:38着
所要1時間35分
高速バス6便(長電バス担当便)
長野駅10:30発→池袋駅東口14:12着 ¥2,600
所要3時間42分
○長野―名古屋線 所要時間+161%、料金1/1.93
最速達列車「(ワイドビュー)しなの26号」
名古屋15:00発→長野17:53着 ¥7,330
所要2時間53分
同時間帯の高速バス13515便(アルピコ交通担当)
名鉄BC15:10発→長野駅19:48着 ¥3,800
所要4時間38分
○長野―京都・大阪線 所要時間+167%、料金1/2.00
最速達列車「のぞみ26号+(ワイドビュー)しなの26号」 ¥12,000
新大阪14:03発→名古屋14:53着+名古屋15:00発→長野17:53着
所要3時間50分
同時間帯の高速バス0101便(アルピコ交通担当) ※新幹線に合わせて新大阪で計算
新大阪駅13:09発→長野駅19:34着 ¥6,000(昼行便)
所要時間6時間25分
所要時間と料金で敢えて百分率と分数にしたのは、
百分率で統一すると見辛くなると判断したためです。
個人的に「料金2倍で時間半分」がコスパがトントンになると思っていまして、
それが見た目に分かり易いように表記しました。
その結果、今回紹介した全路線で所要時間の倍率よりも料金がより安くなっている事が分かります。
新幹線が相手の首都圏―長野便は苦しいかと思いきや、料金設定が絶妙です。
一番苦しいのは所要時間が掛かり過ぎている諏訪―新宿線ですかね。数値がギリギリです。
より遠い松本―新宿線より27分も所要時間が長く、あずさ号に大きく水をあけられています。
そして、最もお得なのはその松本―新宿線。主にあずさ号が遅いのが原因でしょう(笑
諏訪―新宿線については停留所が多過ぎるのが最大の原因。
例えば岡谷駅5:30発の3802便を例に出してみましょう。
一番最後に停まるのは山梨県の中央道昭和で、出発時間は7:20発。
実に1時間50分もの間、乗車扱いを行い、バスタ新宿には9:05着。
しかし、中央道日野で降車扱いがあり、これが8:35着。
つまり、最後の乗車停留所から最初の降車停留所までの間が1時間15分しかありません。
長野―新宿線の場合2時間41分、松本―新宿線でも2時間21分です。
ここの差がそのまま所要時間の割合の差に出てきてしまっています。
運行コストを無視して理想を言えば、茅野発の区間便を設定し中央道昭和まで停車、
諏訪・岡谷便については長野県内で乗車停留所を終えてあとはノンストップ、
こういう風に系統分けが出来れば諏訪・岡谷便の利便性や魅力は大幅に向上するんですよね。
しかも茅野からも今のような1日2往復ではなく選択肢が出来るので、掘り起しにもなります。
問題は勿論運行コスト。しかし現状のままで手をこまねいているだけだと
中央線の利便性向上によりジリ貧は目に見えていますし、何か対策があればなあと。
乗った事の無い、いわゆる「乗らず嫌い」の方でバス酔いの心配が無い方は
一度是非高速バスに乗ってみて頂ければ嬉しいんですよね。
電車よりは狭いですが人の出入りが電車より圧倒的に少なく、
トンネルでもケータイの電波が途切れない高速バスは結構快適ですよ♪
アルピコ交通については県外路線1号車はAC100VコンセントとフリーWi-Fi完備です。


特に特急電車や新幹線は高速バスよりシェアが高い主要交通機関です。
現状でのそれらとの差を改めて見つめてみたいと思います。
※鉄道側を最速達列車に指定する事を基本とし、
その列車に近い時間帯に走る高速バスを選定。
ただしバスの本数が少ない路線もあるため、
違う時間帯を選定している場合もあります。
首都圏―長野便については在来線の最短の乗継列車を付加、
大阪便は名古屋乗り換え&新大阪基準など、条件は統一していません。
というか出来そうにありません。あくまで雰囲気という事で・・・・
所要時間差と料金差は既存交通手段に対する高速バスの数値、
列車料金は通常期(指定席料金)、高速バス料金は通常時の平日で計算。
○長野―新宿線 所要時間+223%、料金1/2.56
最速達列車「かがやき514号」+中央特快高尾行 ¥8,200
長野19:03発→東京20:23着+東京20:30発→新宿20:45着
所要1時間42分
同時間帯の高速バス6030便(アルピコ交通東京担当便)
長野駅19:30発→バスタ新宿23:17着 ¥3,200
所要3時間47分
○松本―新宿線 所要時間+137%、料金1/1.97
最速達列車「スーパーあずさ14号」 ¥6,900
松本11:08発→新宿13:33着
所要2時間25分
同時間帯の高速バス5922便(アルピコ交通担当Sクラス便)
松本BT11:20発→バスタ新宿14:38着 ¥3,500
所要3時間18分
○諏訪―新宿線 所要時間+183%、料金1/1.98
最速達列車「スーパーあずさ14号」 ¥6,350
上諏訪11:30発→新宿13:33着
所要2時間3分
同時間帯の高速バス3854便(京王担当便のアルピコ委託便)
上諏訪駅11:40発→バスタ新宿15:25着 ¥3,200
所要3時間45分
※速達列車が岡谷に停車しないため上諏訪駅で計算
○茅野―新宿線 所要時間+161%、料金1/2.08
最速達列車「スーパーあずさ14号」 ¥6,030
茅野11:35発→新宿13:33着
所要1時間58分
高速バス3864便(アルピコ交通担当)
茅野駅09:05発→バスタ新宿12:15着 ¥2,900
所要3時間10分
○長野―池袋線 所要時間+233%、料金1/2.73
最速達列車「かがやき514号」+埼京線快速新宿行 ¥7,110
長野19:03発→大宮19:59着+大宮20:12発→池袋20:38着
所要1時間35分
高速バス6便(長電バス担当便)
長野駅10:30発→池袋駅東口14:12着 ¥2,600
所要3時間42分
○長野―名古屋線 所要時間+161%、料金1/1.93
最速達列車「(ワイドビュー)しなの26号」
名古屋15:00発→長野17:53着 ¥7,330
所要2時間53分
同時間帯の高速バス13515便(アルピコ交通担当)
名鉄BC15:10発→長野駅19:48着 ¥3,800
所要4時間38分
○長野―京都・大阪線 所要時間+167%、料金1/2.00
最速達列車「のぞみ26号+(ワイドビュー)しなの26号」 ¥12,000
新大阪14:03発→名古屋14:53着+名古屋15:00発→長野17:53着
所要3時間50分
同時間帯の高速バス0101便(アルピコ交通担当) ※新幹線に合わせて新大阪で計算
新大阪駅13:09発→長野駅19:34着 ¥6,000(昼行便)
所要時間6時間25分
所要時間と料金で敢えて百分率と分数にしたのは、
百分率で統一すると見辛くなると判断したためです。
個人的に「料金2倍で時間半分」がコスパがトントンになると思っていまして、
それが見た目に分かり易いように表記しました。
その結果、今回紹介した全路線で所要時間の倍率よりも料金がより安くなっている事が分かります。
新幹線が相手の首都圏―長野便は苦しいかと思いきや、料金設定が絶妙です。
一番苦しいのは所要時間が掛かり過ぎている諏訪―新宿線ですかね。数値がギリギリです。
より遠い松本―新宿線より27分も所要時間が長く、あずさ号に大きく水をあけられています。
そして、最もお得なのはその松本―新宿線。主にあずさ号が遅いのが原因でしょう(笑
諏訪―新宿線については停留所が多過ぎるのが最大の原因。
例えば岡谷駅5:30発の3802便を例に出してみましょう。
一番最後に停まるのは山梨県の中央道昭和で、出発時間は7:20発。
実に1時間50分もの間、乗車扱いを行い、バスタ新宿には9:05着。
しかし、中央道日野で降車扱いがあり、これが8:35着。
つまり、最後の乗車停留所から最初の降車停留所までの間が1時間15分しかありません。
長野―新宿線の場合2時間41分、松本―新宿線でも2時間21分です。
ここの差がそのまま所要時間の割合の差に出てきてしまっています。
運行コストを無視して理想を言えば、茅野発の区間便を設定し中央道昭和まで停車、
諏訪・岡谷便については長野県内で乗車停留所を終えてあとはノンストップ、
こういう風に系統分けが出来れば諏訪・岡谷便の利便性や魅力は大幅に向上するんですよね。
しかも茅野からも今のような1日2往復ではなく選択肢が出来るので、掘り起しにもなります。
問題は勿論運行コスト。しかし現状のままで手をこまねいているだけだと
中央線の利便性向上によりジリ貧は目に見えていますし、何か対策があればなあと。
乗った事の無い、いわゆる「乗らず嫌い」の方でバス酔いの心配が無い方は
一度是非高速バスに乗ってみて頂ければ嬉しいんですよね。
電車よりは狭いですが人の出入りが電車より圧倒的に少なく、
トンネルでもケータイの電波が途切れない高速バスは結構快適ですよ♪
アルピコ交通については県外路線1号車はAC100VコンセントとフリーWi-Fi完備です。

Posted by 湯 at 09:00│Comments(0)
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