2018年06月26日

懐かしの浅間温泉BT

今は影も形も無くなってしまった浅間温泉バスターミナル。
ただのラケット状運転の一番奥になってしまいました。

かつては路面電車の終点だったという松本電鉄浅間温泉BT。
晩年に近い姿を載せておきましょう。

アルピコ、浅間温泉

神戸市交のエアロスターM(左)と、大阪市交のエアロスターK(右)です。
この画像は土日ですが、当時は土日でも浅間線と横田線が高頻度で
発着していたため、2台がのりばに居る光景も普通に見られました。
車両も良いですよね。よく見られた中古エアロスターです。
松電は新車での自社導入車も前後扉仕様だったので、
松本22~時代の中古車でも前後扉が多かったですね。

それにしても、今のダイヤから見て「土日に2台並ぶの?」
という疑問を持たれる若い方も多いかもしれませんね。
循環と浅間線と横田線の本数を考えても2台並ぶほどではありませんから。

こちらをご覧下さい。

アルピコ、浅間温泉

撮影時間帯の土日ダイヤの夕方で、浅間線が4本&横田線が3本です。
当然ですが、当時は循環線はありませんので全便が浅間温泉発着となります。
土日ダイヤでも毎時7本という充分過ぎる本数です。

平日の朝8時台なんかホント凄いです。
これでも2000年代前半よりは減便されているはずなんですが、
浅間線7本&横田線6本の合計13本です。ほぼ並んでいたでしょうね。

運行経路も今とは違います。
今は浅間温泉入口から2路線共同じ方向のラケット状運転です。
しかし、当時は浅間線と横田線で走行ルートが最後まで違いました。
今の運行経路というのはこの2つを足して2で割った状態です。

横田線は路面電車から転換されたルートをそのままなぞります。
浅間線は路面電車があった頃からのルートなのでしょうか、温泉の中を通ります。
そんな狭いところを8時台に13~14本も通っていたんですからね・・・・

10181、アルピコ、ブルーリボンシティ、HIMR、浅間温泉
10181号車 HM-HU1JMEP 2001年式 松本電鉄 本社営業所

ここを上下合わせて13~14本です。撮りたかった・・・・
幕車のブルーリボンシティHIMRというのもまた懐かしいところです。

浅間温泉BTはその後、宅地として売却され今は見る影もありません。
浅間温泉まで乗りバスされた際は是非思い出して頂ければと思います。

ちょうど7月2日から松本管内で減回ダイヤ改正が行われますので
かつての大動脈の栄光の姿を思い出してみました。


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