アルピコでは側面窓回りを黒色で塗装した車両が少なからず存在します。
その基準は曖昧で、同型車でも黒塗装されている車とそうでない車がいたりしますw
連続感が出てすごくカッコいいのですが、実はその窓回り黒色塗装車の中にもいくつかの種類があります。
※ここでは中扉(後扉)の上部が黒で連続しているかどうかを窓回り黒色塗装車の判断基準としています※
◯前扉:黒色、中扉(後扉):白色の車両◯
これは国際興業・神奈中エルガなど、大型車の中古車でよくみられる仕様です。
ちなみにふそう中古では見られない仕様です。
実は中型車ではこの仕様は非常に珍しく、長野の99506号車のみとなります。
また、ラッピングによって本来黒×黒だった車両が扉だけ白に変わった例も(02442号車)。
◯前扉:黒色、中扉(後扉):黒色の車両◯
中扉が折戸の車両の場合はこの仕様になります。
03年式の自社発注4折戸エルガや京王西工ワンステ、96・97年式東武レインボーはこの仕様です。
また、ふそうで唯一の窓回り黒色塗装車である99414号車もここに該当します。
◯前扉:白色、中扉(後扉):白色の車両◯
前扉が白という時点でかなり車種が限られます。
私の知る限り、茅野の05488号車と長野の00423、40971号車ぐらいでしょうか?
05488号車は何故かエルガでは黒が標準の前扉が白塗装されているためこの仕様になりました。
◯前扉:白色、中扉(後扉):黒色の車両◯
※この仕様は現在のアルピコには在籍していません。
◯前扉:黒色、中扉(後扉):黒白ツートンの車両◯
この仕様は中型車の最もポピュラーな塗装。
また、大型・中型で04年式以降に導入された長野・松本の新車も
ブルーリボンシティ以外はほぼこの仕様になっているかと思います。
例外は中古で入ったブルーリボンシティ05494号車。
◯前扉:白色、中扉(後扉):黒白ツートンの車両◯
この仕様も中型車に存在。01424~01426・03520・05518・05519・41033号車など。
また、ごく一部の大型車にも存在していて、41084号車がこれに該当。
◯前扉:黒白ツートン、中扉(後扉):黒白ツートンの車両◯
この仕様は一部の中型車に存在。
長野の00422、00431~00435、01507号車、茅野の30312・30316号車。
唯一の例外は大型車である00430号車。前後ともに折戸なのにツートン。
また、00422号車と00423号車は前扉も中扉も塗り方が違うという事に今更気付きました・・・・
↑前扉ツートンの車が並んでいるシーンです。
このように、アルピコカラーは皆同じように見える塗装なんですが、実際はかなり種類があります。
これから導入されるであろう新車はフルモデルチェンジで車型自体が大幅にイジられるような事でもない限り
今の【前扉:黒色、中扉:黒白ツートン】で導入されていくものと思われますが、
中古車はこれからも多彩な仕様で導入されていると思いますので、どれに該当するのかも楽しみにしたいです。