諏訪バスが導入した2種類のレトロ調ローザボンネットバス。
メルヘン街道バス専用の30804号車(黄×緑)と、
蓼科高原ラウンドバス用に導入された30809・30810号車(白×紫)。
30804号車は冬季以外メルヘン街道バスで運用されていますが、
30809号車は屋根部分の文字が市街地循環バスに変更され、30810号車は無地になっています。
この2種ですが、型式がKK-BE63EG改とKK-BG64EG改で、別々の形式です。
何が違うんだろう~と思っていたら駆動方式の違いだと教えて頂きました。
30804号車(BE63)は二輪駆動、30809・30810号車(BG64)は四輪駆動です。
先日茅野の営業所にお邪魔した際に確認してきました。
こちらが30804号車のフロントタイヤの内側。
バスやトラックの裏側を見る機会のある方なら勿論ですが、
プラモデルを組み立てた事がある方にもお馴染みの足回りですね。
ドライブシャフトも見えませんのでこの車両は後輪駆動という事になります。
こちらは30810号車のフロントタイヤ部分です。
中央部にドライブシャフトが通っているのがハッキリ分かるかと思います。
駆動系統がある関係なのか分かりませんが、ステアリング機構も
二駆の30804号車はタイヤ中心部より後ろ側にある(これが一般的)のに対し、
四駆の30810号車は手前側に見えています。良く見るとシャーシのフレーム形状も違いますね。
同じボンネットバスですが、駆動方式の違いがある茅野のボンネットバス。
2001年導入の30804号車(二駆)が冬季に山に登っていない事を考えると、
2003年導入の2台は冬でも山に登れるように四駆にしたのかなとも思ってしまいますね。
まあ、結論は私には分からないところなんですが、ボンネットバス2題のお話でした。