アルピコ交通所属車両には両側面に社名の文字が入ります。
子会社のアルピコ交通東京・アルピコ交通大阪も専用の社名ステッカーが用意されます。
貼付位置も規定があり、セレガーラの場合はリアの特定のパネルの中央に貼られます。
(路線バスボディの場合はかなりバラバラ)
ところが、発足から期間が経ち、イレギュラー車両が出て来るようになりました。
アルピコ交通本体からアルピコ交通東京へ転属した経年車の社名です。
経年車のためパネルのロック部分の間に以前は旧社名が貼ってあった関係で
アルピコ交通ロゴが上に貼られていた車両が東京に転属したという経緯ですが、
経年車は使用期間が長くありませんし、社名については貼り直しをせずに「東京」だけ足しています。
そのため、本来の貼付位置より高くてちょっと右に寄った貼付位置になりました。
アルピコ交通大阪でも最近の転属車(経年車)では同様のケースがあるようです。
新社番で元々導入された車両はロック部分の間に貼られるので「東京」や「大阪」
の2文字を足すスペースが無いから全部貼り直しになるのではないかと思われます。
ちなみに、2文字だけ足した社名は「交通」と足した2文字の大きさが異なっています。
これは「アルピコ交通東京」「アルピコ交通大阪」の社名が専用で新たに起こされた事が原因と思われます。
カタカナと漢字で同じフォントサイズなのに見た目の大きさが違うフォントって結構あるんですよね。
それで「交通」だけなら気にならなかったものが漢字4文字になるとサイズ感が合わないのでしょう。
これと貼付位置が2文字後付か貼り直しかの見分けポイントです。
もう一つの例はこちら。
正規の社名で貼られたアルピコ交通東京・アルピコ交通大阪の車両が
アルピコ交通本体へ転属した場合、以前なら貼り直していたと思うんですが
最近は「東京」「大阪」の2文字を消しただけの簡易スタイルになっています。
手前が大阪から茅野へ転属した貸切車、奥は元から本体の所属車です。
「アルピコ交通」の貼付位置が中央ではなく左に寄っています。
これが最近本体へ転属してきた車両の社名貼付位置です。
「交通」のフォントサイズも違いますが、文字追加とは逆で見た目ではほぼ分かりませんw
現在、アルピコ交通東京が2営業所、アルピコ交通大阪が1営業所と、
着実に「アルピコ交通」以外の車両が増えている状況で、車両のやりとりも活発です。
これから社名部分にも注目する必要がありそうです。