アルピコ交通と長電バスの中古エルガLT

2017年03月12日 09:00

ここ数年で長電バスとアルピコ交通の両方に珍車エルガLTが中古転入しています。
エルガより短くエルガミオより幅広、モノコックバス時代から存在した車格ですが、
時代的にニッチ過ぎる需要のため、いすゞ以外はKL-代まで残れず、
唯一KL-代になっても販売していたいすゞも04年を持って製造中止。
これにより大型短尺という車格の新車販売は消滅しました。
そんな車ですが、中古流通により長野県内に登場しています♪


1190号車 KL-LT333J2 2000年式 長電バス 信濃町営業所

まず登場したのは、2012年秋に長電バスが導入した大阪の北港観光バスの中古車。
LTというだけでも珍しいのに、中扉4折戸という激レア仕様ww
しかも配置されたのが信濃町のため、レア感が凄いです。


04466号車 KL-LT233J2 2004年式 アルピコ交通松本電鉄 松本営業所

2台目はアルピコ交通。2016年秋に導入された川崎鶴見臨港バスの中古車。
車体はエルガLTとしてはごく標準的な車ですが、それよりも単純に
04年式の大型車がもう中古流通しているという事実に驚愕したものです。
ほぼ同時に導入された臨港エルガミオと車体の仕様が極めて似ているため、
エルガLTを見た事が無い人はエルガミオと思うかもしれませんね(笑

※ここまでの2台について、型式の「改」有無は不明。

尚、キュービックLTは中古導入されておらず、川中島バスが新車導入した車両のみ。


99362号車 KC-LT333J改 1999年式 アルピコ交通川中島バス 長野営業所

ワンステLTという、こちらもなかなかの珍車。尚、写真は新社番化前の42357号車時代。
松電がキュービックノンステを導入した99年、川バスはキュービックLTワンステという選択でした。
ノンステはATのみで専用エンジンという設定が災いしたか、既に2台とも引退。

川バス導入のキュービックLTで大型短尺が終わるかと思いきや中古でエルガLTが入る、
それによりあと10年ほどは中信・北信で大型短尺が見れるようになって嬉しいです♪

関連記事